KING CRIMSON（キング・クリムゾン）

オリジナルアルバムは何度かＣＤ化されてますが、だんだん音が良くなってますので中古盤を買うときは注意が必要です。そのうちDVDオーディオとかが普及したらまた出すに違いないです。しかし待っていたらきりがありません。
一番のお奨めはライブの"THE NIGHTWATCH"でしょうか。スタジオ盤としては、ポップスが好きな人には宮殿か太陽と戦慄、ヘビメタ系の人にはレッドですね。私はスタジオ盤（？）としては暗黒の世界が好きですがこれは"THE NIGHTWATCH"とおいしいところが重なってますから。
最新リリース情報はここ

IN THE COURT OF THE CRIMSON KING(LP)

8/8
名盤ってことになってます。私はベストとかライブとかを先に聞いてしまっていたので、ほとんど重複しているこのアルバムにはあまり思い入れはありません。風に語りてなんかもジュディ・ダイブルバージョンに比べて暗いし、テンポも遅くて軽やかさがないし。でも２１世紀の精神異常者は私はこのオリジナルが一番いいな。中学、高校の頃は、ヘヴィーなものに免疫がなくて、ただ騒々しくて、ヴォーカルラインも貧弱だし、この曲はつまらないと思っていたのですが、その後このバージョンを聞くうちに考えが変わりました。

IN THE WAKE OF POSEIDON(LP)
7/4
前作の２番煎じのＡ面。火星なんかもオリジナルのオーケストラの演奏の方がかっこいいし、などと思ってました。平和なんかは好きでしたが。
邦題『ポセイドンのめざめ』は明らかに誤訳。辞書くらい引いて欲しい。in the wake of で慣用句でしょ。｢〜を追って｣ですね。プログレ恥ずかしい邦題NO.2です。
NO.1はヘンリーカウの"IN　PRAISE OF LEARNING"。『傾向賛美』だっけ。LEARNINGをLEANINGと読んでしまったのね。クリムゾンは笑い話で済むでしょうけどカウはメンバーが知ったら激怒するような気がしますね。大人だから苦笑程度で済むか？


LIZARDS(LP)
7/4
この作品は評価が分かれますね。私はいまいちです。何度も聞くと良くなるように作ってあるそうですし、同じ事を昔の友人も言ってました。まだ聞き込みがたりないのかな。

ISLAND
8/9
この作品は一般的評価が低いみたいなのですが、私は大好きです。タイトル曲も美しいし、Ａ面の曲も素晴らしい。ポップだし。あんまりロックっぽくないかもしれませんが。

EARTHBOUND（ＣＤ）
5/5
もっといい音で記録を残して欲しかったですね。公式ＣＤ化が待たれます。９９年春現在出まわっているＣＤはブートです。
一応データ書いておきますか。
SCHIZOID MAN & GROON AT WILLMINGTON,DELWARE ON 11 FEB 1972
PEORIA AT PEORIA ON 10 MAR 1972
THE SAILORS TALE AT JACKSONVILLE,FLORIDA 26 FEB 1972
EARTHBOUND AT ORLAND,FLORIDA 27 FEB 1972
つまり4回分のライブ音源があるということですね。JACKSONVILLEについてはコレクターズクラブＣＤで陽の目を見ました。のこり3回も出てくることを期待します。

LARK'S TONGUES IN ASPIC(LP)
9/9

良い曲ばかりですね。ブックオブサタディとか好きでしたが、後でよく聴いてみるとボーカルは音が少々フラット気味でちょっと残念。クリムゾンの代表曲のうちの一つとなる太陽と戦慄パート２はここではちょっと地味です。

STARLESS & BIBLE BLACK(LP)
10/10

10点満点ですが、本当はＢ面ばっかり聞いてました。グレートデシバーは、やっぱりボーカルラインが貧弱だということで１０代の頃は嫌いでした。好きになったのはかなり最近です。詐欺師箱のライブを聞いて、結構いけるな、と思ったのでした。トリオとかＢ面とか、音が悪いなとは思っていたのですが、まさかライブだったとは。
フラクチャーの一部でリズムが乱れるところがあるじゃないですか。あれって間違えたんですよね？それともああいう曲なんでしょうか。ギターが中心になって旋律を弾いているときには真中に定位しているのに、他の楽器がはいってくるとするすると端に移動して行くミックスは笑いを誘いますが、ライブ音源をいじくる苦肉の策だったというわけでしょうか。

RED(LP)

10/10
これもＢ面が最高ですね。Ａ面のメタルサイドも好きは好きですが。ライブでフォーリンエンジェルとかやってほしい。ジョンウェットンがインタビューに答えて、クリムゾンのメンバーとしかやらないと言ってました。そんなこと言ってないでソロでやっちゃえばいいのに。聞きたいなあ。スターレス、美しいです。

USA（ＣＤ）
8/8
太陽と戦慄パート２によるオープニングはむちゃくちゃかっこいいです。特にパーカッションが。私の聞いたアナログ盤ではＢ面最後の溝に拍手が入っていてエンドレスでした。そうはなっていないアナログ盤もあったようです。イージーマネーがフェイドアウトするところが残念です。なんでエディ・ジョブソンのバイオリンをオーバーダブする必要があったんでしょうか。よくわかりません。
９９年春時点で出回っているＣＤは海賊盤です。そうとは知らずに聞いている人もいるようですが。海賊盤も何種類かあってボーナストラックと称して、詐欺師箱収録のピッツバーグの音源をいれているものもあるようです。私のはオリジナルのままでした。


DISCIPLINE(LP)
8/4
タイトル曲とかフレーム・バイ・フレームとか好きですが。気持ちいいし。でもねえ。退屈な曲も。ジョン・ウェットンがいて欲しかった。

BEAT
7/3
あんまり。

THREE OF A PERFECT PAIR
7/3

タイトル曲はちょっと好き。他はあんまり。



A YOUNG PERSON'S GUIDE TO KING CRIMSON
9/9
７０年代クリムゾンのベスト盤。短期間日本でしかＣＤ化されなかったので入手はだんだん難しくなっているようです。私は中古で、多少割高で買いました。風に語りてのジュディ・ダイブルバージョンはこれでしか聴けません。ファンなら絶対ゲットすべし。


VROOM
7/6
８０年代クリムゾンと比べれば格段に気に入りました。
でもVROOMのベースラインのだささは何とかならなかったのかなあ。コーダ部の盛り下がり方もひどい。THRAK収録バージョンの方はいくらか改善されたけれども。Thrakはいいなあ。
one　timeも結構好き。エイドリアンのボーカル曲でバラード調のものとしてははじめて気に入りました。ライブではアンコールの最後に演奏されましたね。太陽と戦慄パート２の興奮状態をクールダウンしていくのにとてもよい効果があったと思います。あれ、WALKING ON AIRでしたっけ？


THRAK
7/6
よいんじゃないですか。VROOMはREDの焼き直しでそれもちょっと質が落ちる感じ？演奏力、アレンジ力は上がっているのでそれでごまかしているような。これをやるんだったらブレスレスでもやって欲しいような気もしますが。THRAKはよいですね。

EPITAPH
(VOLUME ONE & TWO)
こんなものが出るなんて予想してませんでした。BBCのテープが紛失しているのは本当に残念。風に語りてが入ってないのも残念ですが、聞くに足る品質の物がなかったということでしょうか。宮殿とかエピタフとかライブでやってたんだ、本当に。立派なブックレット付きです。書いてある内容はというと、フリップ先生、非常に謙虚です。しかしまあ、マニア向けですね。昔のインタビューでは、マニア向け音源を出すにしても、録音状態が悪いことを明示して、オリジナルアルバムを聞いていないような人が最初に手を出すような事態を招くのは避けたい、などと言っていたようですが、逆に随分立派な装丁にしてしまいました。音が悪くても内容には自信あり、かな。

EPITAPH
(VOLUME THREE & FOUR)
海賊盤から作った３枚目。カセットテープからの４枚目。やっぱり風に語りては収録されてません。


THE NIGHTWATCH
2/9
でましたライブ決定盤。私はこれをクリムゾンのアルバムのうちベストとして推薦します。内容はBBCで放送されたものと、スターレスアンドバイブルブラックの元になった音源を再構成してもとのコンサートの模様を再現したもの。でも目新しい音源ではないのであまり聞き込んではいないんですが。

またもや充実したブックレットがついていてうれしいです。最初の方はお金の話ばっかりです。「自分は休みも取らず作曲していたけど、他のメンバーは遊んでた。でも報酬は４等分だった」なんて今頃愚痴をこぼすなんて、本当は不満だったんですねえ、先生は。

最後の方のシングルトンさんのノートで気になる点があります。日本語訳ではこうです。
『１９７３年にはレコードの収録時間の限界から編集された「スターレス・アンド・バイブル・ブラック」のインプロヴィゼーション以外，音楽はまったく編集されていない』
これってどういう意味なんでしょう。なんだか意味不明ですよね？結局今回のＣＤに収録されているスターレス・アンド・バイブル・ブラックは，編集されているのでしょうか。それとも編集されていない完全版なのでしょうか。

市川さんの解説ではこの曲とトリオについて『・・・・・「インプロ」とわざわざ銘打たれている通り，スタジオヴァージョンでは編集短縮されていたインプロ部分を完全版で堪能することができる。』となっています。

それを信じて聞いてみました。現在スタジオ盤が手元になく、聴き比べたわけではありませんが、特に長くなったり，聞いたことがない音が大きく加わったりはしていないようです。音の感触がライブっぽくはなっていてイメージは全然違いますが。最後も拍手が入ってないし。フェイドアウトみたい。スタジオ盤と同じ終わり方です。

市川さんは何を根拠に断言しちゃってるのかなあ。

元の英文にもあたってみました。あんまり自信はないのですが、やっぱり１９７３年当時に短縮編集しちゃったものしか残ってなくて、今回も短くしちゃったヴァージョンしか入ってませんよ、っていうことのように思えます。

先に引用した訳文は『１９７３年には』ではなくって『１９７３年に』って書けば正確だったし、意味もわかる、と思います。たったひらがな一文字の違いですが。

こういう解釈でよいのでしょうか。皆さんどう思います？

私はアルバム『スターレス・アンド・バイブル・ブラック』のＢ面の２曲でプログレにはまりました。ですから今回のＣＤ化はまさに夢の実現でありました。
天にも昇るような気持ちでこのＣＤを買ってきました。昔からの夢が実現したというのに贅沢な話なのでしょうが、やっぱりオープニングの太陽と戦慄パート１も含めて、このライブの全貌が知りたかった。もうかなわぬ夢なのですね。しくしく。





FRAME BY FRAME
４枚組ベスト盤
出た当時は４枚目のライブが貴重といえば貴重だったけど、その後公式にライブ盤はいろいろ出たので、今となっては買う必要なし。ゴードンハスケルのボーカルが差し替えられてる、なんて話題はありますが。

THE ABBREVIATED KING CRIMSON:HEARTBEAT
　　　　　　　　　KING CRIMSON COLLECTORS EDITION NO.1
FRAME BY FRAME からの抜粋。２３分ほどです。もともとはラジオ曲向けプロモーション用ＣＤだったそうで。聞き物はなんといっても最後のMEDLEY。１分２０秒ほどの間にクリムゾンの代表的作品１３曲を無理矢理つなげてます。冗談なんでしょうね、きっと。

SCHIZOID MAN 　KING CRIMSON COLLECTORS EDITION NO.2

5種類の『２１世紀の精神異常者』を収録。スラッククリムゾンによる『２１世紀』をボーナストラックに国内盤がでるという情報もありましたが、没になったみたいですね。
残念です。聴いてみたい。
７４年のライブのクレジットにUSA II(DISCIPLINE RELEASE,SPRING 1997)と書いてあってリリース当時ファンの間に興奮の渦を巻き起こしましたが、予定を２年過ぎてもでません。


SEX SLEEP EAT DRINK DREAM
ＣＤシングル？でしょうか。WALKING ON AIR とHEARTBEATのライブ、サウンドスケイプによるSILENT NIGHTが入ってます。

THE GREAT DECEIVER(LIVE 1973-1974)
7/8
４枚組のボリューム。正にファンにとっては夢のような作品。REDに収録されていたPROVIDENCEの完全収録がうれしいです。でもインプロに変なタイトルつけたり、イラストに凝ったりしなくてもいいんですけど。このあとはこの時期のインプロだけを集めたアルバムを出して欲しいなあ。その際は覚えきれないような長い曲名はつけないで欲しいです。振り返るにプロビデンスとかアズベリーパークとか、むかしは単に場所の名前を安易につけてましたね。

KING CRIMSON/LIVE IN JAPAN(LD)
80年代クリムゾンのライブ映像。映像が退屈。曲がよくない。ちょっと通して見られません。

KING CRIMSON/LIVE IN JAPAN(LD)
なんで同じタイトルにしちゃうんでしょう。こちらは95年のライブ。もやがかかったようで、フロ場で演奏しているようだと悪評の映像ですが、私は好きです。見ていて飽きないし。WOWOＷの松崎さんがライナーを書いてます。情報満載。詐欺師箱はアルバム7〜8枚分の音源から選んだ？残りの3、4枚も聴かせろー。何故このような映像になったのかいろいろ事情を説明して言い訳してます。このアルバムで特に好きなのはダイナソーの間奏部。ブリューとレヴィンの2重奏。再結成クリムゾンには初期の叙情性が欠けているという論調も目にしますが、この部分をもってして反論したいと思います。実際に見たときには特に強い印象は受けませんでしたが、この映像をみながら聞くと本当にうっとりします。6人いると誰がどの音を出しているのかはっきりさせたいのですが、画面があさっての方向を向いているときはいらいらします。ガンの手元のアップをもっと見たい。



CIRKUS　　-　THE YOUNG PERSONS' GUIDE TO KING CRIMSON　LIVE

このタイトルでCIRKUSが入ってません。詐欺です。ライブ盤のベスト盤です。これが発表された９９／３時点で未発表であってもいずれすべての音源がでてくるようです。従っていずれ全く価値なしになります。

B'BOOM OFFICIAL BOOTLEG LIVE IN ARGENTINA 1994
5/5
OFFICIAL BOOTLEGシリーズ第一弾。アルゼンチンでのライブは９０年代クリムゾンの初お目見えということで注目され、海賊盤が売れに売れました。その対策としてだされたらしいです。こういうのどんどん出して欲しいですね。B'BOOMってのはなんと読むのでしょう。びーぶーむでしょうか。どんな意味なんでしょう。さっぱりわかりません。先生のサウンドスケープなんですが、そこからTHRAKへの流れは素晴らしいです。ここだけ何度も聴いちゃいます。あとは７０年代の数曲ですね。VROOMもいいかな。




KING CRIMSON/THRAKATTAK
スラックだけっていうのはやっぱちょっとしんどい。サウンドスケープがまざるとか、インプロでも少し違う傾向のものが混じるとかして欲しかった。９０年代のクリムゾンのインプロって暗いよね。７０年代のも暗かったけどリズムがロックしてて救いがあったというか。バイオリンがよかったのかな。STARLESS AND BIBLE BLACKなんかクライマックスは爽快だもんね。暗いけど。８０年代のはどうかって？退屈だったよね？７０年代のこういうの出して欲しいな。





deja VROOOM

DVD です。マルチアングルを期待したのですが、残念ながらほんの数曲だけです。ツアー中、ガンが何をやってるのかさっぱりわからん、みたいな感想をよく聞いたし、私もいまいちよくわからなかったのでマルチアングルでガンばっかりみて確認したかったのに、残念です。ビデオは出ているのだから曲数を減らしてでもマルチアングルを増やして欲しかったです。
21ST　CENTURY SCHIZOID BANDというのが凄い。リズムとボーカルとリード楽器を選択肢から選んで自分の好きな２１世紀の精神異常者を聴ける。例えばオリジナルクリムゾンのリズムにジョンウェットンのボーカルをのせて、メルコリンズにサックスを吹かせるなんてこともできてしまう。
でもまだDVDプレイヤーを持っていないので、聴けないのでした。
おまけにSOMETIMES　GOD　SMILESと題されたサンプルＣＤがついています。内容は最近のDGMからリリースされたＣＤからの抜粋。お得ですね。



LIVE AT THE MARQUEE 1969(DGM COLLECTORS' CLUB NO.1）
2/4
オリジナルクリムゾンのライブ。公式音源初登場の風に語りてが目玉。でもレイクのボーカルはカッコつけて崩しすぎであまり気に入らなかった。
２１世紀・・・は前奏なしのいきなりボーカル部分の途中から始まる。中間部ギター、サックスソロとかぐちゃぐちゃのべろべろで結構興奮。かっこいいです。
音は悪いです。オーディエンスでしょうか。後に出た国内盤ではエピタフがカットされてしまいました。他にも短くなった曲があるとの噂。私は確認してませんが。

TREESって曲はなんでしょうか。アカペラに近いコーラス。と思っていたらPICTURES OF A CITYの原型に続きます。いかにも隠し録り風の雑音もはいります。

"beatleg"というブート誌の vol3にクリムゾンのブート特集があります。LARK'S TONGUES ON THE ISLANDというブートのレビューで、収録されているある曲についてこんな記述があります。
『問題なのはもう１曲の未発表曲で、これはこのＣＤでしか聴くことができないとても貴重なテイクである。非常に美しい多重コーラスからはじまり、マクドナルド＆ジャイルズでお馴染みの「バードマン」の部分テーマに続き「PICTURES OF A CITY」の中間インストに移行発展してゆくといった圧巻の内容だ。』
『この美麗な旋律には聴く人全員が舌を巻くと思う。この曲こそブートレグの世界でしか知り得ない、初期クリムゾンの知られざる一面である。これほどまでに美しいコーラス曲を当時披露し、しかも未発表のまま３０年が過ぎているというのはかなりショッキングな事実ではないだろうか。』『是非とも入手しておきたい大推薦の一枚である』

問題の曲のクレジットはFairfield Hall,CROYDON,1969,10,17です。
クレジットと、この文章で記述された内容からいって恐らくlive at the Marquee 1969にボーナストラックとして収録されている"Trees"と題された曲のことだろうと思われます。バードマンのくだりはよくわかりませんが。

DGMコレクターズクラブシリーズは海賊盤対策として出している面もあるのでしょうけれど、わざわざこの１曲を選んでボーナストラックとして入れたのは、出回っている海賊盤をよく調べていてどういう音源をだせば海賊盤対策になるのかということをよく研究しているって事なのかな、なんて思いました。ちゃんとクラブの会員になればもうブートなんか買う必要ないよ、という先生のメッセージなのかも。

ちなみにくだんの曲ですが、確かに美しいコーラスです。しかし、曲としては未完成の感が強く、前記引用文の記述はちょっと誉めすぎの様な気もします。それにしてもバンドがそのまま続き、まだアイディアの断片に過ぎないようなこの楽曲が完成されて次のアルバムに収録されていたら、と思うと本当に残念です。「PICTURES OF A CITY」はかなり違う曲になっていたでしょう。美しいけれどもパンチ力に乏しいバードマンと「PICTURES OF A CITY」が合体していたら？

ちなみに、デジャブルーム国内盤告知ちらしの解説によるとこの曲はアイランドの原曲だそうだ。ほんまか？

今聴いていたら、「PICTURES OF A CITY」の中間インスト部を聴いてうちのおくさんは「何これ？００７のテーマソング？」なんて言ってました。言われてみれば少し似てますね。



LIVE AT JACKSONVILLE,1972(DGM COLLECTORS' CLUB NO.2）
2/6
出ましたアイランド期公式ライブ音源。でも短い。このころのレパートリーであるISLANDとかレターズとかを収録してません。音質はアースバウンド並。結構面白いです。CIRKUS,FORMENTERA LADYは公式音源初お目見えかな。THE SAILORS TALEはアースバウンドと同じ演奏。つまりこのアルバムはアースバウンドのアウトテイク集というわけです。ちなみにアースバウンドではフェイドアウトしていたこの曲は完全収録です。


The Beat Club Bremen 1972(DGM COLLECTORS' CLUB NO.3）
2/6

Improv:The Rich Tapestry Of Life
Exiles
Larks' Tongues In Aspic(Part 1)
ジェイミーミュアー入り初の公式ライブ音源。テレビ放送用のスタジオライブ。ビデオで一部出ていたものですね。MONOですが当然ライン録音で音は今までのDGMコレクターズクラブものに比べれば数段よいです。放送用音源にしてはヒスノイズは多いし、あんまり感心できない音、とも言えますが、内容がよいのであまり気になりません。
この時期のライブは見るべき物がない、と先生がインタビューかなにかで言っていたので期待していなかったのですが、気に入りました。１曲目の３０分近い即興が結構よいです。やっぱり少しこなれていない印象は受けましたが。ミューア脱退後のライブ音源と比べてさほど違いはない充実した演奏です。たまにミューアらしきへんなパーカッションが入る点を除いては。
Exilesは、最初期の演奏と言うことでドラムなどを中心に、聞き慣れた演奏とは違った演奏が聴けます。ちょっとたどたどしいというかほほえましいというか、なんとなく新鮮です。
太陽と戦慄part2は、ビデオが尻切れトンボで終わっていたのでその続きが聞きたかったのですが、やはり同じ終わり方でした。


KING CRIMSON/LIVE AT CAP D'AGDE,1982(DGM COLLECTORS' CLUB NO. 4)

80年代クリムゾンです。演奏面でも選曲面でも特筆すべき点はありません。3曲はLIVE　AT　FREJUS、1982です。テープを一部紛失したので適当なのをいれたそうです。これってもしかしてビデオで出てるのと同じ？私はこのビデオは持ってないのでわかりませんが

projeＫct four/WEST COAST LIVE
2/5
従来のprojeKctがいかにも即興っぽかったのに比べ、リズムがプログラムされていたということで曲っぽくなってます。かっこよいです。今度のクリムゾンはこんな感じなんでしょうか。期待できそうです。
（99/08）

KING CRIMSON/ON BROADWAY 1995 -COLLECTORS' CLUB 5-6
1/3

聴きなれた日本公演とちょっと順番が違いますがまあ似たようなもんです。オープニングはどんどこどんどこたいこの音です。ビートルズのフリー・アズ・ア・バードをブリューが演奏したという噂だったので期待したのですが、収録されてないのでしょうか。一応一通り聴いた範囲では見当たりませんでした。日本公演のビデオを聞きなれた人にとって特に目新しいところはありません。セラハンジンジートは初出かな。ライナーは興味深いですね。次期クリムゾンについてああでもないこうでもないといろいろ書いてます。でも英語だしよくわからない。クリムゾンとして12月に日本でライブ、なんてどう？なんて話をしてるみたいですが実現するとよいですね。INDISCIPLINEでへんな音が入って笑い声が起こるところがありますが、エイドリアンがなんか失敗したのでしょうか。最後に変なタイトルの曲が入ってますが、日本公演でのオープニングのような即興みたいな曲です。フェイドアウトしてしまいます。本当にこれがこの日のライブの最後だったんでしょうか？
（99/09/02）


PROJEKCT FOUR/THE ROAR OF P4- LIVE IN SAN FRANCISCO
THE KING CRIMSON COLLECTORS' CLUB NUMBER 7
LIVE AT THE 7TH NOTES,NOVEMBER 1,1988
2/2
プロジェクト4のライブは国内盤に続いて2枚目です。先生、よっぽどこのプロジェクトは気に入ったんですね。国内盤ででたものは計7回のライブのベストパフォーマンスの寄せ集めだったようですが、今回のこれはある1日分のようです。じっくり聞き比べないとどこが違うのかさっぱりわかりません。もちろん曲は多少違います。3曲ほど新しい曲が入ってます。ベーシックなリズムトラックの上の即興。印象は、暗い，攻撃的。もしかして次のクリムゾンもこればっかりやってたりして。
（99/10/04）




KING CRIMSON/THE VROOM SESSIONS APRIL MAY 1994
COLLECTORS' CLUB Number 8
1/4
あんまり期待していなかった割には面白いです。即興ばっかりでスラックアタックみたいな、深刻で暗い感じかと思いきや、わりと雰囲気が違います。なんとなく軽いのりで飛ばしていきます。ベーシックトラックみたいなのもあったり。"SEX,SLEEP、・・・・""ONE　TIME"の原型みたいなものも収録。従来のライブに収録されている即興作品は、あくまでも作品だったけど、これは練習というか試行錯誤の記録って感じです。作品としての気負いがなく、のびのびした演奏といえるような気もします。
(2000/01/17)


KING CRIMSON/LIVE AT SUMMIT STUDIOS,DENVER MARCH 12,1972
THE KING CRIMSON COLLECTORS' CLUB NUMBER 9 - FEBRUARY 2000

噂通り従来のこの時期の音源に比べてずっと音がよいです。放送用音源。メロトロンが故障中とかで使われていないのが玉に傷ですが。アースバウンドの、インプロヴィゼーションというよりはジャム主体の硬派な演奏と、スタジオ盤『アイランド』での、タイトル曲に代表されるような叙情的演奏は、同じバンドによるとは思えなくて、なんとなく別のバンドの演奏のような気がしていました。でもここではその２面性が盛り込まれ、違和感なく融合したイメージです。今回のアルバムでようやくこのバンドの真価が伝えられた、と言ってよいのではないかと思います。大げさかな。

冒頭"PICTURES OF A CITY"は音質がクリアな分却って迫力がないような印象もありましたが、アースバウンドのひどい音質になれた耳がそう感じさせたのでしょう。慣れてくると当然ながら音が良い方がいいわけで、音の悪さが演出していた演奏の壮絶さはこのバンドの本質ではなかった、と気づき愕然としました。続く"CADENCE AND CASCADE"は伸びのあるつややかなボーカルにうっとり。考えてみればあの「アイランド」を歌ったBOZの歌う"CADENCE AND CASCADE"なんですから素晴らしい出来になるはずなのは当たり前なんですが、アースバウンドのイメージからは想像だにしていませんでした。

最後のTHE CREATOR HAS A MASTER PLAN 　INCLUDING IMPROV:SUMMIT&SOMETHING ELSE
という曲はPHARAOH SANDERS,LEON THOMASとのクレジット付き。私は知りませんでしたが有名な曲らしいです。米YAHOOで検索したらインド人がヨガやってるようなジャケットのレコードの写真が出てきました。６８年の作品らしいです。ここのインプロ部分で太陽と戦慄パート１のギターのフレーズがちょこっと登場しています。

この音質でアイランドととかレターズを聞きたかったですが贅沢という物でしょうか。それでも計７４分近いボリュームです。このバンドってレパートリーが豊富だったんですね。ジャムが多かっただけか。

さて次回はいよいよ７４年NYでのライブ。楽しみです。(00/03/14)



King Crimson/Live in Central Park,NYC 07-01-74
The King Crimson Collectors' Club Number 10 April 2000
(2/5)
74年クリムゾンの最終到達地点。インプロかっこいいです。音源について記載が見当たりませんが、恐らく昔出回っていたブート（LAST LIVE SHOW）をもとにしているというか、ほとんどそのままだと思います。いい演奏だし、音質向上を期待していたのですが、あんまり変わってないようです。(00/05/13)

King Crimson/live at Moles Club Bath,April 30 1981
THE KING CRIMSON COLLECTORS CLUB 11
1/2
まだディシプリンを名乗っていた８０年代クリムゾンの最初の姿。７０年代じゃないんだから当然音質はクリアかと思ったら信じられないことにオーディエンス録音みたいです。時期といい音質といい、本当にマニア向けです。逆説的ですが、レッドなど音が悪いことによって迫力はあるような気はしますが。
(2000/06/26)


KING CRIMSON/LIVE AT PLYMOUTH GUILDHALL MAY 11,1971(DGM COLLECTORS' CLUB NO.14）
(2/6)
なかなか送ってこないからどうしたのかと思って問い合わせたらアカウントがゼロだった。前の更新時期には確か、あんたの払った分はこれで終わりだからメンバーシップの更新をするかどうか意志表示せよ、とか言う感じのお手紙がはいっていて、郵便で返事を出したのですが、今回はそういうことはありませんでした。指示通りDGMのサイトでメンバーシップの更新をしました。いつの間にかこんな画面ができてたのね。
２枚組。最初はオーディエンスかと思ったけど・・・会場の歓声などをオーディエンスの海賊版から収録しているそうで、音楽の方はサウンドボードです。CIRKUS,GET THY BEARINGS,IN THE COURT OF THE CRIMSON KINGあたりが目玉でしょうか。GET THY BEARINGSなんて最初期のまだ曲が少なかった頃に穴埋めでやっていたものと思っていましたが、この時期にまで演奏していたということはそんなに気に入っていたのでしょうか。特によい曲とは思われませんが・・・。１４分に及ぶSAILOR'STALEなんかもおもしろい。レターズなどで聴かれる変な効果音は誰が出しているでしょうか。ピートかな。
(2001/05/26)

KING CRIMSON/LIVE　IN　MAINZ　MARCH　30 1974(DGM COLLECTORS' CLUB NO.15）
(2/6)
音質はよいです。詐欺師箱なみか。トリオの演奏が目玉。トリオってのは73/10/23のアムステルダムでのライブでの即興じゃなかったのか？ちょうど暗黒の世界のリリース時期だからということで再現してるのか？
というわけで、公式音源とちょっと違うトリオが目玉。即興からなだれ込むドクターダイアモンドのイントロもちょっとおもしろかった。イージーマネーは、終わったと思ったらイントロがはじまり、すぐ唐突に終わる。テープが切れたのでしょうか。
(2001/05/26)




KING CRIMSON/LIVE IN BERKELEY,CA AUGUST 13 1982
(THE KING CRIMSON COLLECTORS' CLUB NO.16）
(1/1)
REDとか貧弱な音でやんなっちゃいます。あんまり他の同じ時期の音源と比べるほどの意欲が持てません。
(2001/07/20)

以下にはBOOTLEGを紹介します。クリムゾンについてはＬＰで公式に出ていた２枚のライブがＣＤ化されず、90年代前半まで飢餓状態が続き、様々な海賊盤が流通しました。しかし詐欺師箱を皮切りに多すぎる位の音源が登場したので、今となっては本当のマニア以外は手を出すべきものではないと思います。少なくともDGMコレクターズクラブシリーズを含めて、公式アルバムを全部消化してからでよいと思います。とはいうものの見つけたときに買っておかないとあとで入手できないことも多いので、結局マニアは買ってしまうのでしょうけれど。

参考

THE COURT OF THE SCHIZOID MAN
AT THE PLUMPTON FESTIVAL SEP.8TH,1969
ブート。
エピタフ箱に納められましたっけ。今更です。

DEBUT AT HYDE PARK'69
ブート。
伝説のハイドパークコンサートの音源いよいよ登場！と思ったらなんと中身は上記と同じくエピタフ箱収録のPLUMPTON FESTIVALです。詐欺です。



THE MINCE
5/5
ブートです。一応嘘か本当かこういうクレジットあり。
THE RAINBOW ,LONDON 18 MARCH 1973
アーディエンス録音ですが結構聴ける音質。ノープッシーフッティングの流れる中太陽と戦慄PART1で始まります。イージーマネー、ナイトウォッチとお馴染みの曲が続きます。

途中別音源の２４分弱のインプロがあります。クレジットによると
Bremen,17　October1972
ということはDGM　Collecors　Club　Vol.3と同じ。しかしもこもこした音で格段に音が悪いです。冒頭部分もカットされてます。

ＣＤ２枚目の２曲目にもインプロ。リズムボックス？を鳴らしてその上に重ねるパターン。ベースがばりばりがんばります。リズムキープから解放され、パーカッションもぶりぶりです。でも今聴いてしまうとリズムボックスの音はおもしろくないです。クレジットはありませんがキャットフードの前にはPEACEもやってます。

最後の２曲は別音源で、一段音が悪い別音源です。
BERKLEY,CA 16 JUNE 1973
だそうです。

LOST ISLAND LIVE AT BRIGHTON,DOME 16/10/1971
ブートです。アイランド期のオーディエンス録音。あんまり音は良くない。そのせいかあんまり面白いとは思わなかった。アイランド、レターズあたりが聴けるのが貴重といえば貴重か。はやくこの時期のフルレングスの公式音源を出して欲しいものです。CIRKUSのクレジットが(JOBSON-WETTON-BRUFORD）になってて笑えます。

STRANGE TALES OF THE SAILORS
AT　KFL STUDIO ,DENVER CO. ON MARCH 13,1972
ブート。アイランド期のオーディエンス録音。音はばりばりに割れたりしてます。ヒスノイズもすごい。この時期ケイデンス＆カスケイドなんかやってたんですか。EARTHBOUNDなんて曲が入ってますがインプロでしょうねえ。
PETER GABRIELの1978BOTTOM　LINEでのHERE COME THE FLOODも入ってます。もちろんギターはFRIPP先生。こっちは音良いです。PETERの絶叫は鳥肌たちます。

A WEIRD PERSON'S GUIDE TO KING CRIMSON
ブート。
いろんな時期の寄せ集め。私はGGFって聴いたことないんですがTHURSDAY MORNINGとかKICK YHE DONKEYとかいうのはGGFの曲なんでしょうか。６７年、６８年のクレジットです。

１曲目　トリオのような静かなインプロ。いいですねえ。PARIS,TV STUDIOS 1974,REHEARSALSだそうです。ライン録りの生々しい音質。ナイトウォッチにメドレーで続きます。スターレスも同じクレジット。テレビに出たのでしょうか。映像も見てみたいです。

中盤、８３年のライブも入ってます。インプロみたいなのも入ってます。未発表曲らしきものが２曲はいってます。牧歌的なのともう少し緊張感のあるのと。よいです。

12曲目。NO.1 MR.WONDERFULとか適当なタイトルがつけられてます。１９７１　MARQUEEでのライブとのこと。LARK'S TONGUES ON THE ISLAND収録のものと同じだとすると1971,8,9です。つまりアースバウンドのメンツ。インプロではなく有る程度作曲された曲ではないかと思われますが、驚くべき事に太陽と戦慄PART1のギターの早引きフレーズやラメントの間奏のフレーズが登場します。にわかに信じがたい話ですがサックスも入ってますからメルコリンズ在籍中ってのは確かでしょう。サックスソロ、ドラムソロと続き１４分に及びます。

AMERICANS'　LAMENT
始めの６曲はこういうクレジット。
LIVE AT RICHARDS CLUB,ATLANTA ON JUNE 23,1973
ライン録音でいい音です。ボーカルなんかストレートでとても生々しい。インプロが２曲。結構いいです。トリオみたいな雰囲気でギター（？）のアルペジオの上をバイオリンが優雅にゆったりと美しい旋律を奏でていると思ったらいきなりベースがばりばりドラムがどしどし。でもまたすぐ元の雰囲気に戻ります。ドラムがリズムを刻み始めたらいつもの調子の展開。


残りの４曲はこうです。
　LIVE AT STANLEY THEATER,PITTSBURG ON APRIL 29,1974
ピッツバーグの方は放送用音源で詐欺師箱に納められたものですね。



KING CRIMSON/"DOCTOR D"ATLANTA 6/23/73(LP)

未発表曲が入っているということで有名なブートでした。ドクターダイアモンドですね。今となっては既出音源ばかり？

GROON ARLINGTON,TEXAS(LP)

オーディエンスですが音は悪いです。客のせきが大きい音で入ってます。彼方のほうから音楽らしき雑音が聞こえるという感じ。買うんじゃなかったと思いました。初めて買った海賊盤がこれでしたから、しばらく海賊盤には手を出しませんでした。目玉は当時入手困難だったと思われるスタジオ録音のグルーンです。

BOOK OF SATURDAY
ブート。　アムステルダムでのライブ、いわゆるBBCライブの音源。THE　NIGHTWATCHという形で公式に世に出ましたので全く価値はありません。


SHARK'S LUNGS IN ORPHEUM
LIVE AT ORPHEUM THEATER,BOSTON 4TH MAY 1973

前記BEATLEGの記事によればこの日付は間違いだそうです。結構いい音だし、演奏もよいと思います。２曲のインストが収録されています。１曲は"STARLESS & BIBLE BLACK"の出だしのような雰囲気。２分半程でギターがカッティングしはじめ、太陽と戦慄パート１に続きます。独立したインプロというよりは太陽と戦慄パート１の一部と考えた方がいいかもしれません。２曲目のインプロはリズムボックス入りです。冒頭ベースがばりばりはじまります。観客は手拍子してます。しばらくするとやんでしまいます。ギターはノイジーです。リズムキープから解放されてパーカッションもちらほら。後半ドラムも出てきて結構盛り上がります。段々静かになり、トリオみたいになります。１３分程あります。



LAST LIVE SHOW
JULY 1ST 1974
オーディエンス。
結構聴ける音です。でもこの日の演奏ってDGM COLLECTORS' CLUBで出ることになってるはずですから今更入手する必要はないです。インストは１曲のみかな。相変わらずですが結構好きです。８曲目のクレジットがREDになってます。おお、この時代にREDなんかライブでやってたのか、これは凄いと期待して聴くと・・何のことはない、フラクチャーの後半なのでした。

KING CRIMSON/STARLESS IN TORONT(LP)

2枚組み。やっぱりフラクチャーの後半がREDとしてクレジットされてます。曲名の間違いはともかく、ここでぶっちぎってＬＰの面を分けてしまうのは困ります。内容はまあまあ。


DISCIPLINE(LP)

80年代クリムゾン再結成前夜、ディシプリン名義でのライブのブート。来日前で、曲目に70年代の2曲を見つけたときは本当に嬉しかった。資料的な価値が一応あるのかな。

関連アーチスト


McDONALD AND GILES
8/5

ケイデンス＆カスケイドの原曲とか入ってます。雰囲気はよいのですが、いまいちパンチが聞いてないというか、ぬるま湯状態というか。素材はいいんだけれども作曲面で推敲不足じゃないでしょうか。オリジナルクリムゾンがもう少し続いてくれたらなあと思いました。


GREENSLADE/SAME(LP)
3/1
オルガン（？）主体だけど普通のロックっぽい。

GREENSLADE/BEDSIDE MANNERS ARE EXTRA

2/5

期待しないで聞いたら結構いいですよ、これが。


GREENSLADE/SPYGLASS GUEST(LP)
5/4
大人の落ち着いたインスト。1曲目ちょっと好きでした。なんかバイエルの練習曲みたいだけど。

GREENSLADE/TIME AND TIDE

のっけからアップテンポのボーカルナンバー。私はSPYGLASS GUESTを最初に聞いたのですが、とても同じバンドの音とは思えません、と思っていたらインストナンバー４曲は結構いけます。

DAVE GREENSLADE/THE PENTATEUCH(LP)
8/6
イラストレーターのパトリックウッドロフとの競作ですね。絵本付2枚組ＬＰというか絵本にＬＰもついてくるというか。これだけはＣＤよりＬＰの方がよいです。絵が大きいほうがいいもん。美しい絵です。でもいまいちこれだ、という完成度の高い絵がないんです。音楽の方はフィルコリンズ参加。でも数曲でリズムキープしてるだけ。フィルがインタビューに答えて曰く、富田勲の作品のようだと。確かにそんな感じです。シンセ中心のサウンド。とくに美しい旋律があるわけでもなく、音楽としては面白くはないのですが、何故か惹きつけられて一時よく聞きました。



FFWD/INTA　OOL　CD

FRIPP先生参加。まだあんまり聞いてませんが・・・
あんまり愛聴盤にはなりそうにない・・・・
環境音楽？

LEAGUE OF GENTLEMEN/THRANG THRANG GOZINBULX
まだ聞いてません。ライブですね。発掘音源。

SUNDAY ALL OVER THE WORLD/KNEELING AT THE SHRINE
2/1

FRIPP先生の家族サービスプロジェクト？奥さんのボーカルで一枚作ってみました。
８０年代クリムゾンの延長の音。９０年代クリムゾンの音を占うみたいな聴き方がされたようですが、確かにそんな面もあったかも。一時的なプロジェクトではなくあくまでグループ、なんだそうですが、２枚目は９９年春現在出てないです。


MICHAEL GILES JAMIE MUIR　DAVID CUNNIONGHAM/GHOST DANCE
2/2

ついフラフラとレジに持っていってしまいましたが、これは一体何なのでしょうか。MICHAEL GILESって現役だったのかーと興奮しましたが、中をよく見たら８３年の録音と明記してありました。外側に書いてあるクレジットは９５年なんですが。
内容は ・・・こういうのはなんというんでしょう。SEのような音のコラージュのような感じです。延々と単調なたいこがならされ、その上にこれまた単調な音が重なる。まあ、買わなくてもよかったかなあって感じです。


SCHIZOID DIMENSION-A TRIBUTE TO KING CRIMSON

1/5
流行のトリビュートもの。デヴィッドクロスのエグザイルズは予想してたよりいいです。ブランドＸが２つ参加してます。パーシージョーンズも例のベースの音で参加してます。願わくば７０年代クリムソンの曲にして欲しかった。結構楽しめそうです。


JOHN　WETTON/VOICE MAIL

3/2
ライブに向けて買ったけれども、買わなくてもよかったかなあ。ポップスです。特筆すべきできの曲なし。


JOHN　WETTON/CHASING　THE　DRAGON
2/2
日本公演のライブですね。このライブは目の前で見ました。一曲目、HEAT　OF　THE　MOMENTの最初のフレーズを歌うジョンの口から白い蒸気が立ち上るのを見ながら、本当に歌がうまい人だなあと感動しました。

EASY MONEYからIN THE DEAD OF NIGHTのメドレーはもう最高。
THIRTY YEARSはどこまでやるのかな、とわくわくしていたらいきなりASIAのヒット曲につながってしまってがっかり。でも会場はわいていたから、ASIAのファンが多いのかな。ライブの最後もASIAの曲で盛り上げていたし。まあ、私も大声張り上げて一緒に歌ってましたが。

私は,ASIAのヒット曲をその日知り合った隣の人に｢この曲なんでしたっけ？｣と聞いて恥をかきました。でもSTARLESSの前奏/間奏の主旋律はギター歪ませてやって欲しくなかった。サックスもヴァイオリンもないという事情はわかるけれど、キーボードでやればいいじゃないか！！！というわけでよいライブでした。
前後にながしていた少年合唱?のミサ曲?よかったです。曲名わかりませんが。

ライブはよかったけど、ＣＤにしてしまうといまいちです。

ちなみに、ライブの２週間後くらいにはもうブートが出回ってました。曲名の表記等正しくないのもあるようですがそのまま書いておきます。オーディエンス録音。正規盤ではカットされた曲も収録されてますが、正規盤がある以上聞く価値はないでしょう。


JOHN WETTON/BOOK OF SEPTEMBER

DISC 1

HEAT OF THE MOMENT
DON'T CRY
RIGHT WHERE I WANTED TO BE
RENDEZVOUS
CAUGHT IN THE CROSS-FIRE
EASY MONEY
DEAD OF NIGHT
30 YEARS
ONLY TIME WILL TELL
DID IT ALL FOR LOVE


DISC 2

HOLD ME NOW
STARLESS
BOOK OF SATURDAY
CRIME OF PASSION
BATTLE LINE
OPEN YOUR EYES
SMILE HAS LEFT YOUR EYES
SOLE SURVIVOR

LIVE 27 SEPTEMBER,94

某ブート店ではいまさら（99年夏）こんなものを大推薦とか書いて壁に貼ってました。だまされてはいけません。


JOHN WETTON/AKUSTINA LIVE IN AMERIKA

アコースティックライブです。彼のボーカリストとしての魅力を探るならやっぱりこれでしょう。声が生々しいです。キーボードは入ってますが。


JOHN WETTON+RICHARD PALMER-JAMES/MONKEY BUSINESS 1972-1997

デモとか、デモ以前の練習とか、未発表ライブ音源の寄せ集め。普通のファンは買う必要なし。でもイージーマネーとかブックオブサタディ、スターレスのデモが入っているとなればクリムゾンマニアであれば買わない訳にはいかないはず。
ドクターダイアモンド１９９７とかスターレス１９９７なんて結構話のネタにはなりますね。ドクターダイアモンドなんか初スタジオ録音だし。
こういう作品を出す背景にはどんな事情があるのでしょう？


JOHN WETTON/LIVE IN NEW YORK
客席でDATで録ったものをＣＤにしちゃったという前代未聞の作品。そりゃ、昔のクリムゾンとかだったらそういうのもありでしょうけど。せめてライン録音してちょうだい。
しかし、イアンマクドナルドが参加したアコースティックライブで、スターレスもやっているとなればクリムゾンファンだったら聴かずにはおれません。だからこそ海賊盤対策として必要だったのでしょう。実際、海賊盤だと思って聴けばいい音ですから。
一回聴けばこんな感じか、と納得して心の平安を得られます。




JOHN WETTON-GEOFF DOWNES-ASIA UK COMPILATION CD

VOICEPRINTのサンプラーです。サンプラーですから基本的には既出音源から構成されているわけですが、結局発売中止に終わった４人ＵＫのライブ盤”IN THE DEAD OF NIGHT"から２曲が収録されています。

BOYS FROM DIAMOND CITY (ASIA-ARCHIVA VOL 1)
THE HIGHER YOU CLIMB (ASIA-ARCHIVA VOL 2)
VIDEO KILLED THE RADIO STAR (GEOFF DOWNES-VOX HUMANA)
THE VOICE OF REASON (ASIA-LIVE IN OSAKA)
CHRISTINA (JOHN WETTON -AKUSTIKA)
ARENA (ASIA - ARENA)
WHO WILL STOP THE RAIN (ASIA LIVE IN OSAKA)
30 YEARS (UK-IN THE DEAD OF NIGHT)
IN THE DEAD OF NIGHT (UK-IN THE DEAD OF NIGHT)
ONE WORLD (JOHN WETTON/PHIL MANZANERA-ONE WORLD)
HOLD ME NOW (JOHN WETTON-BATTLE LINES)
I WOULD DIE FOR YOU (JOHN WETTON/GEOFF DOWNES - KARIANNE)
OPEN YOUR EYES (JOHN WETTON-CHASING THE DRAGON)
WILDEST DREAMS (ASIA-NOW 1990)


JOHN WETTON/GEOFF DOWNES - KARIANNEってのは一体何なのでしょうか。NOT YET RELEASEDだそうですが。曲の方はASIA路線と言ってよいと思います。最近のジョン・ウエットンのソロっぽいところもあります。
もっともASIAってあんまりちゃんと聞いたことはないのですが。

私のお目当てはUKの２曲。この音源はブートで出てまして、演奏の評判はあんまりよくなかったし音質もきっと良くないんだろうと思いこんでいたのであんまり期待していなかったのですが・・・。音質は良いです。クリアです。下手するとCHASING THE DRAGONよりよいような気がします。各楽器の演奏の細部が鮮明にわかります。例えばドラミングに集中して聞いているだけであんなこともこんなこともしてる！みたいな感じでなんか興奮してきます。
ホーさんがなんか遠慮がちなところがほほえましいというかじれったいというか。もっとがんがん弾いちゃっていいのに。
IN THE DEAD OF NIGHTの最後の方のギターソロ部分、他の３人はピアニシモからだんだんクレッシェンドしていって盛り上げて最後の歌のさびにつなげていくわけですが、この盛り上がり方はよいです。ぞくぞくします。
ホーさんのソロは早すぎてどんなフレーズかよくわかりません。すごいです。いろいろと演奏面で傷があるといえばあるのですが、４人UKの高音質ライブというだけでやっぱり感涙ものです。
（追記）この音源は９９年春、公式にルネッサンスレコードからリリースされました。ＵＫの項参照
（追記2）さっそく廃盤になったそうです。（99/06/13）まだ出回ってますが。なんでも、ルネッサンスレコードはＥＧと交渉してＣＤ化の許可を得てＣＤ化したそうです。ところが実は権利はＥＧではなくバンドが持っていた。バンドから（ジョブソンから？）の異議申立てにより廃盤になったとか。あくまで噂です。

BRUFORD/BRUFORD TAPES
7/7
ライブ盤。ラジオ放送音源をそのまま出した物。あまり音はよくない。でも冒頭のHELL'S BELLSの迫力は素晴らしい。スタジオの端正で優等生的な演奏とは大違い。最後の５Ｇはフェイドアウト。ＬＰ時代の時間制限のせいでしょうけれど、ＣＤ化したらもっとはいるんだからちゃんと完全版にして欲しい。ELPのワークスライブを見習うように。
これだけいいバンドが存続できないなんて本当に残念です。
解散の理由は、メンバーのギャラが高く、ビルが払いきれなかったため、との話を雑誌か何かで読みました。バンドってビジネスなんですね。当たり前ですが。

BRUFORDは『ブラッフォード』と表記されるのが普通ですが、98年（？）の来日時に、機会あるごとに本人がしつこく『ブルッフォード』だと強調してました。しかもルのところを非常に強調して巻き舌をきかせて『ぶるるるるっっっっっっふぉーど』だと言ってました。いままで何回も来日してるのにいまさらどうしたんでしょうね。初めて自分が『ブラッフォード』と呼ばれていることに気付いたんでしょうか。なにか、この機会に是非とも訂正しておきたいとでも思わざるを得ないような事件でもあったんでしょうか。確かにこのアルバムでも冒頭のアナウンスで『ブルッフォード』と言ってます。でも日本人の感覚だとブラッフォードと言ってる様にも聞こえる気もするんですが。


BILL BRUFORD/MASTER STROKES(LP)

ブートかと思って買ってしまいました。ただのベスト盤でした。がっかり。


BRUFORD/BRUFORD TAPES　II
3/2
紛らわしいタイトルですが、ブートです。一応ラインかな。ヒスノイズとか音の揺れが目立ちます。曲目も公式盤とほとんど同じ。FOREVER UNTIL SUNDAYっていう曲ですか？これがはいっている程度。でもこれは名曲ですね。
演奏も似たようなもん。
と思って聴いていたら、ジョーフレイザーなんかもはいってました。クレジットが間違ってます。曲目忘れましたがアネットピーコックが歌ってた曲もインストでやってます。
GOODBY TO THE PAST でしたっけ。美しいメロディです。
最後のインストも曲名わかりません。聴いたことない曲のような。何でしたっけ。いい曲です。キーボードソロむちゃくちゃかっこいいです。７分くらいあります。未発表曲でしょうか？ソロを適当につなげただけ、という気もしますが。これは買っておいてよかった・・・・か？


BRUFORD/FAINTING　IN　COILS
　　LIVE AT THE ROXY THEATER,L.A. 1979
BONUS ON BBC LIVE 1978

ブートＣＤです。同名タイトルのＬＰのブートも所有していますが、同じ音源かどうかは確認していません。

９曲はBRUFORD　TAPESと同じメンバー。HELL'S　BELLSのオープニングががんがんなっているSEに被さるパターン。オーディエンス録音。BRUFORD　TAPESと比べて特に新味なし。JOE　FRAZIERをやっているくらいかな。

SEEMS　LIKE　A　LIFETIME　AGOはインストでちょっとだけやってます。うーん、いい曲です。BRUFORD　TAPESにも収録して欲しかった。

最後２曲がFEELS　GOOD　TO　MEとBACK　TO　THE　BEGGINNNG。FEELS　GOOD　TO　MEは大好きだし、ライブ音源は他に聞いたことがなかったので期待したのですが音が悪くてがっかりです。クレジットによるとアランホールズワース、アネットピーコック入り。なんとベースはバーリンではなくニールマーレイ。本当でしょうか。ジェフ・バーリン抜きのBRUFORDがあったんですか。スタジオライブでしょうか。拍手などはなく、アナウンサーの曲紹介が多少聞こえます。ホールズワース、あいかわらず早弾き頑張ってます。残念ながら最後はフェイドアウト。

BILL BRUFORD/FAINTING COILS 1979 THE ROXY THEATRE LA,CA USA(LP)
おそらく上記と同じ音源でしょう。でもちょっと音が悪いかも。未確認。

BRUFORD/GOOBYE TO THE PAST

"ROCK GOES TO COLLAGE"とかいうテレビ番組放映映像からとったブート。出回っているブートビデオより音がいいかなと思って買ってみましたが、同じでした。アネットピーコックが参加してるライブはこれだけですから貴重と言えば貴重。ギターもホールズワースですし。公式に映像を出して欲しいです。

BRUFORD/THE STONE CLUB TORNADO
1/5
BOOTLEG
AT THE STONE CLUB,SAN FRANCISCO,CALIFORNIA USA.1980
まあまあ音はよいです。放送用音源らしくアナウンスが入ってます。これってもしかしてBILLの声？放送用のエアチェックにしては悪い音ですが。
HELL'S BELLSのギターソロが始まる部分がオリジナルとは全く違うものに差し替えられています。これは面白い。ギターソロをホーさんと比べられてはかわいそうというわけでしょうか。LAND'S　ENDとかよいです。AGE　OF IMFORMATIONとかスタジオとはかなり趣が違います。後半のキーボードのフレーズとかベースソロとか聞き所がいろいろあります。この曲でコンサートの終盤を盛り上げるとは思いませんでした。

PATRICK MORAZ BILL BRUFORD/FLAGS(LP)

1曲印象的な曲があったけれども、ピアノ+ドラムの組み合わせが成功しているようには思えませんでした。ピアノを聞きたいと思ってもドラムがうるさいし。ピアノ自体もたいした事してないし。


PATRIC MORAZ & BILL BRUFORD/THE STORY OF "Pb"
ブート。
85年来日時のFM放送のオンエアの録音らしい。当然音はよい。ライブは聞きに行ったけど放送があったなんて知りませんでした。確かオープニングはサンプラーで取り込んで即興的な曲に合わせて『こんばんわー』なんてやってましたが、それは収録されていないようです。余ったチケットを回収すべくクラスの女の子を誘っていったのですが、デートと思われたらしくチケット代が回収できなかったという悲しい思い出があります。こういうライブの記録が残っているというのはすごいですね。内容はまあ、たいして面白いとは思いませんでしたが。

渡辺貞夫の企画したコンサートシリーズの一夜でしたね。翌年のアースワークスは最低の企画でした。要りもしない食事つきで、その分チケット代が高い。テーブルがある分ステージから遠くて、ステージも低く、ろくに見えやしない。しかも飲み物は別売りで、１６００円位するドリンク券綴りを買わないと飲めない。水で十分なんですが、水さえもらえない。飲み物まったくなしで食事はきついし、コーヒー一杯に１６００円。涙が出ます。となりの席にはお金持ちの奥様風のグループ。お食事とおしゃれなライブでリッチな雰囲気を味わいにきたという風情で、案内役の女性はしたり顔でいろいろ解説してました。曰くアースワークスはフランスのグループでだからＭＣ（もちろんビル）は英語だったけどフランス語なまりでしょ？などと。うーんそうだったのか。おフランスのおしゃれな音楽を肴に優雅にお食事ね。もしかしてこの企画の本質を現していたりして。


ABSOLUTE ELSEWHERE/IN SEARCH OF ANCIENT GODS(LP)
3/1
ビルブラ参加ということで取り上げられることが多いですが、リズムキープ以上の事はしていません。音楽の内容は淡々としたBGM風で特に聴くに値するものではありません。

ANNETTE PEACOCK/THE COLLECTION(LP)

BILL　BRUFORDのFEELS GOOD TO MEでの歌唱は素晴らしいものでした。あのような感じを期待して買ったのですが、ベスト盤のくせに曲がいまいちです。



JEFF BERLIN/PUMP IT!
7/7
BRUFORDのJOE FRAZIERを再演。BACHは非常にかっこいい。名盤です。わかりやすいストレートなロック、というと語弊がありますが。バッハをやってもいかにもアメリカ人という明るいノリです。早弾きベースソロがとっても気持ちいいです。

JEFF BERLIN/CHAMPION!
2/5
１曲目、BOFFOだっけみたいなはじまり方ですがポップな曲でした。２曲目のベースソロ、すごく早くてとっても気持ちよいです。リズムがロックで、とても聞き易いアルバム。

DAN MURER,JIM JUHN,DAVID CROSS,KEITH TIPPETT/LOW FLYING AIRCRAFT(LP)

メンツがメンツだけに期待しましたが曲が良くないです。

DAVID CROSS/MEMOS FROM PURGATORY（ＬＰ）
2/2
同上

DAVID CROSS/THE BIG PICTURE
2/2
絶叫ボーカル勘弁してほしい。１曲目で聴くのいやになっちゃいます。
ボーカル付きの普通の曲が多いです。


DAVID CROSS/TESTING TO DESTRUCTION
2/2
これもボーカルが入ってくるまではちょっといいかなと思うんだけど。

FRIPP&ENO/NO PUSSYFOOTING(LP)
8/5
旋律らしいものを覚えるくらい聴くとどんどん良くなってきます。しかし根性がいまいち追いつきませんでした。

FRIPP&ENO/EVENING STAR(LP)
4/2
細かい曲がならびます。前作の方がよかったかなあ。でもこちらの軽い感じもよいかも。


TOYAH&FRIPP/THE LADY OR THE TIGER(LP)

A面、Ｂ面1曲づつ。フリッパートロニクスをバックにトーヤがなにかつぶやいてます。何て言ってるのかわかれば少しは面白いのだろうか。


ROBERT　FRIPP/1999

そのうち聴きます。こういうのって買ったかどうかわからなくなっちゃうですよね。


PETER SINFIELD/STILLUSION
まだ聴いてません。


THE ROCHES/A DOVE

さわやかなフォーク調女声ポップス。フリップ先生がプロデュースした作品は廃盤みたいです。鮮烈で清楚なコーラス。一瞬アースアンドファイアーを連想するような部分もありました。


ADRIAN BELEW/THE GUITAR AS ORCHESTRA

タイトルからしてフルオーケストラの音をギターだけで出してくれるのかと思ったらもっとずっと地味でした。特に意外性もないし。


CENTIPEDE/SEPTOBER ENERGY
スクラッチノイズが入ります。ブートみたいですね。ＬＰからの落としでしょう。５５人もいます。首謀者のキース・ティペットの他にクリムゾン人脈ではプロデュースのフリップ先生、マーク・チャリグ、ボズ、イアン・マクドナルドなど。他にロバート・ワイアットとかエルトンディーンとかカールジェンキンスとか。
３曲目はアカペラで始まります。フリーっぽいところと作曲された部分とが混在してます。


LIQUID TENSION EXPERIMENT/LIQUID TENSION EXPERIMENT

一週間で曲作りとレコーディングをしてしまったというアルバム。即興に手を加えていって曲にするという手法ながら、あまりそういう印象は受けない。結構綿密なソングライティングの結果のようにも聞こえてしまうから凄い。ドリームシアターのギター、ドラムにトニーレヴィンのベース。キーボードは知らない人でした。９０年代クリムゾンを好きな人にはお勧めです。のりが良く、アップテンポで、聞いていて気持ちの良い音楽。

モルゴーア・クァルテット/ディストラクション

弦楽四重奏団による作品。ハイドンとショスタコビッチを演奏するために結成されたそうで、東京フィルのコンサートマスターとかＮ響チェロ主席奏者とか、そうそうたる顔ぶれで、ショスタコビチのＣＤを何枚か出してます。この作品はロックを編曲したものと多少引用したオリジナル作品とが入っています。冒頭の吉松隆氏のオリジナル作品はELPのタルカスの引用からスタート。その後も聞いたことのあるような旋律がでてくるのですが、わかりません。誰か解説してください。
長生氏の作品はツェッペリン。これも私は元ねたがよくわかりませんでした。イエスの３曲とクリムゾンの３曲はオリジナルにかなり忠実です。イエスの編曲の佐橋俊彦氏って昔ケンソーにいた方でしょうか。当時シュガーのバックバンドにいたとかいう話でしたがその後何されてるんでしょうね。
21世紀の精神異常者なども中間部のソロパートなどをよく雰囲気を掴んでコピーしているというかんじ。太陽と戦慄PART1もよいです。これは必聴です。





DAVID SYLVIAN & ROBERT FRIPP/THE FIRST DAY
3/5
ブート。92年3月の記載あり。日本公演でしょうね。３人だけ、ドラムなしの編成です。最後にシルヴィアンに花束を渡す観客の女性がいて、他の2人はそれを眺めている、という図式を見て観客は苦笑い、みたいな状況がありました。『自分より女性にもてているからってバンドを首にしたりはしないよ』とフリップ先生はインタビューに答えて言ってました。その昔、イーノに黄色い声援が飛んだため、フェリーが嫉妬してロキシーミュージックから追い出したとの逸話を意識した話、だそうです。
オーディエンス録音。まあまあ聞ける音です。内容は非常に興味深い。後のスタジオ録音に発展する前の原型を聞くことができますから。やっぱりタイトル曲のFIRST　DAYが味わい深いですね。スタジオ録音をはやくして欲しいです。セカンドアルバムはいつ出るんでしょうね。今のクリムゾンが解散してからでないと無理でしょうか?そんなこと言ってると先生あっというまに還暦じゃないでしょうか。

DAVID SYLVIAN & ROBERT FRIPP/THE FIRST DAY
3/3
もちろん正規盤。スタジオ録音。バンド編成です。なんでこのタイトルでFIRST DAYが入ってないんでしょう。結構似たような曲が並んでます。繰り返しも多いです。何回か聞くと飽きます。シルヴィアンが一人で来日してやったライブでは確かJEAN THE BIRDMANとFIRST　DAYを弾き語りしてました。


山口百恵/ゴールデンフライト(LP)

♪あっ、あっ、あっ、イ〜ミテイションゴールド〜
ゴードンハスケル参加。

キングクリムゾンのデジャ・ブルーム国内盤販売告知のビラ
99/9/17国内盤発売ということで、結構な事だと思います。些細なことかもしれませんがこのビラの解説には間違いがあります。
『DGMコレクターズクラブへの入会は欧米からに限られており、日本からは受け付けていない』だって。そんなことないよ。日本からでも入れます。現に私も入ってます。フリップ先生だって来日したときクラブへの加入を日本のファンに対してお願いしていたのに。悪気はないんだろうけれど、日本からはDGMCCにははいれないからこのボックスを買いなさいなんてデマを言って売りつけるかのような商売はよろしくないです。・・・・もっとも出してくれたことは非常に良いことです。
ライブアットマーキー収録の『トゥリーズ』はアイランドの原曲だという指摘にはうなりました。そうだったのか。しかし本当にそうなのか？確かに似ていなくはないが。半信半疑。
ちなみにＤＧＭコレクターズクラブって何だか、ここでいちいち説明しなくてもファンなら知ってるよね？知らない人はＤＧＭのWEBページへどうぞ。



(2001/08/26)
(コレクターズクラブ初期の作品は一時品切れになりましたが、その後再生産して手にはいるようになりました。）


DGMLIVE